彦根梨

彦根梨

~彦根市荒神山のふもとで栽培されている完熟梨。京阪神を中心に大人気~

「彦根梨」は樹上完熟による高い糖度と良食味が特徴です。37年間の栽培で培われた栽培技術と、最新の光センサーを用いた選果により、高品質な梨を生産・提供しています。品種は主力の「幸水」「豊水」の他にも「筑水」「なつしずく」「あきづき」といった品種も栽培しています。

栽培地域

彦根市(稲枝地域)

各品種収穫時期・特徴

筑水(8月上中旬収穫) 少し扁平な形をしていますが、ほのかに桃のような香りと高い糖度が特徴の品種です。
なつしづく(8月上中旬) みずみずしく、さっぱりとした甘さが特徴の青梨。表面の皮がつるっとしています。
幸水(8月中旬~9月上旬) 緻密な肉質で、みずみずしく、糖度が高い、彦根梨の主力品種です!
豊水(9月上旬~下旬) 程よい酸味と風味があり、糖度の高い大玉の品種です。
あきづき(9月中下旬) 酸味が少なく、みずみずしさと高い糖度が特徴の大玉の品種です。

販売場所

美浜館・やさいの里・やさいの里二番館・やさいの里あいしょう館

彦根梨の歴史

①彦根市石寺地域では当時の減反政策を背景として、地域の気候風土等を考慮し、昭和56年に4.5haの梨が植栽されました。「完熟彦根梨」として直売を中心に販売され、地域の特産物として定着しています。

②平成に入り「ほ場整備事業」に伴い梨園も含め約2mの嵩上げ工事が必要となる中、平成9年に既存の栽培農家や新規栽培者が結集し、同年12月に「彦根梨生産組合」を設立。嵩上げ工事が終了した農地5.1 haにて14戸が梨栽培を開始しました。

③平成16年度に2.1ha、18年度以降随時3.2haが新植され、現在は20戸で10.4haの栽培が行っています。

④平成18年度に梨の調製・出荷を担うJA東びわこが、県内で初めて糖度や果実の内部品質も検査可能な選果機を導入し、優良な梨を厳選、出荷しています。成園化に伴う選果量の増加のため、平成28年度収穫後、選果場の増強と選果機の更新を行い、選果処理能力を向上させました。

彦根梨の強み・取り組み

◎樹上完熟

日本梨は収穫時の熟度が高いほど食味に優れ糖度が高く、追熟はしない(収穫時の糖度は変わらない)という特徴があります。そこで、彦根梨は樹上で完熟させることにより食味と糖度を高めることを第一の特徴としています。対して、市場出荷される梨は青採り(熟度が低い状態での収穫)を行うことから市場流通品と比較して食味が優れています(独自調査結果)。しかし、完熟梨は日持ちが悪く、彦根梨は常温保存にて収穫5日程度から腐りが生じてきます(他産地は7日程度)。その為、近隣の直売所を中心とした出荷形態をとっており、全量完熟収穫を可能としています。

◎最新の光センサーを用いた全量選果

彦根梨の品質に対する信頼性を確保するため、光センサー式選果機を用いて糖度・熟度・内部障害等を全量検査しており、基準をクリアしたものを彦根梨として認証しています。光センサー式選果機は平成18年度に滋賀県内で初めて彦根梨選果場にて導入され、平成28年度に選果場の増強工事とともに光センサーとカメラセンサー付きの最新の選果機に更新し、2レーンに増設しました。検査の基準値は毎年の目合わせ会にて設定しています。

◎三水会

栽培期間中の毎月第3水曜日を基準に「三水会」として定期集合研修会を実施しています。品質向上や収量増加等、課題に対する問題解決に取り組んでいます。

◎収穫目合わせ会

毎年各品種の出荷開始直前に全出荷者を対象としてサンプルを持ち寄り、各品種の収穫基準(採り目)の確認や光センサー選果基準値の確認を行っています。

その他

・栽培園地が団地化されているため、スピードスプレーヤーという機械を用いて効率的に共同防除を行っています。

・全ての園で網目の細かい防鳥防蛾ネットを設置し、農薬使用を最小限に抑えた栽培を実施しています。

・土壌分析を行い、診断結果に基づいて施肥設計・土壌改良を行っています。

・食育の取組みとして、彦根市内小学校の梨園見学や出張授業を毎年行っています。    etc…

お申込・お問い合わせ

彦根梨に関する詳細なお問い合わせ: 0749-43-4174(彦根梨専用ダイヤル)

販売については、インターネット予約販売(JA東びわこ農産物販売サイト「おこめリピート」彦根梨特設ページ)、来店予約販売などを行っております。